SHKグループ物流会社のマリネックスが中国・南通に多機能倉庫
外航・内航の貨客船事業会社を中心に構成されるSHKグループの物流会社であるマリネックス株式会社(本社:大阪市、薄井正章社長)が、今年1月に設立した同社初の海外拠点となる中国現地法人「万利寧(南通)国際物流有限公司」を通じて中国の南通経済技術開発区内に建設してきた新倉庫が竣工、3月19日に現地で開業式を開催した(写真)。
南通市は長江デルタの中心部に位置し、大消費地の上海にも車で2時間弱のエリアにある。約1200社の日系企業が進出済みのほか、世界トップ400企業のうち、約60社が同地へ進出している。また、ここ1〜2年を見ても、日系・欧米企業の進出が中国の他の地域に比べ盛んで、高品質な物流に対するニーズの高まりが期待される事から、初の海外拠点として白羽の矢をたてたもの。
万利寧(南通)国際物流有限公司は、南通経済技術開発区において、外資独資・直接投資で進出した初の物流企業となった。
マリネックスはこれまで、グループ会社の下関〜蘇州太倉間フェリーを活用した急送貨物や工作機械など設備関連の日中間一貫輸送を展開しているが、さらなる発展が見込める南通を拠点に、中国国内物流サービスの拡充を図っていく。
新設した倉庫は4950m2と9900m2の計2棟で構成され、ISO9001/ISO14001認証を取得して国際レベルの物流業務を提供できる体制を確立した。具体的には、『ダストカウンターを用いた塵の定量化把握』、『トラック乗務員へのアルコールチェックの義務付け』など、倉庫内の環境や品質向上に重点的に取組んでいく。
また、顧客が使用する生産系管理システムと倉庫管理システムをシンクロさせる形で、保管/入出庫/配送業務はもちろん、流通加工/貿易代理/通販業務支援などを提供することが可能となっている。
マリネックス社は、蘇州下関フェリー(太倉航路)/オリエントフェリー(青島航路)/関釜フェリー(釜山航路)/阪九フェリー/新日本海フェリー/日本クルーズ客船や関光汽船などとSHKグループを構成する物流会社で、海上コンテナ輸送用トレーラーを国内で986台運用している。2014年度の売上高は129億円。
万利寧(南通)国際物流有限公司
所在地:中国江蘇省南通市経済技術開発区広賢路63号
業 務:倉庫業、国際フォワーディング、流通加工、貿易代行
資本金:3000万USドル
倉 庫:1万4850m2(4950m2+9900m2の計2棟)
