UASCのOstergaard CCOが来日、超大型船やO3による拡大戦略を語る
United Arab Shipping Co.(UASC)では、ドバイ本社から来日したUffe Ostergaard CCO(Chief Commercial Officer、写真左)が5月20日、都内のホテルで会見し、新たにCMA CGM/CSCLと結成したOcean Three(O3)アライアンスや、超大型船シリーズ建造による戦略展開を語った。発言主旨は以下の通り。
「3社協調のO3は、ことし1月から本格スタートした。これに伴いUASCの東西基幹航路のサービス網は拡大し、直航化によるコスト削減効果ももたらされている。また、Hamburg Suedとは本年央までに、アジア〜南米東岸航路をはじめ、南北航路での協調を開始する」
「20億ドルを投じ、1万8800TEU型6隻および1万5000TEU型11隻をシリーズ建造するなど、積極的な船隊整備を進めており、すでに就航が始まった。ここ数年で輸送能力は倍増する。これら新鋭船隊は省エネ機能に優れたエコ・シップで、コスト面での競争力の向上効果が大きい」
「現在の原油価格の低迷は、中東経済にとって逆風だが、中期的にはアジア→中東のコンテナ荷動きは底堅く、航路の将来を楽観的にみている」
また会見に同席したDavid Skillenアジア地域本部副社長(在シンガポール、写真右)は、「日本はUASCにとって重要な市場だ。とくにタイヤ・メーカーは従来からの大切な顧客だが、最近は中古自動車の輸送需要などにも対応しており、新たな産業分野の貨物への積極的なアプローチを強めている」とした。
また、O3の一部スロットを利用するHamburg Suedが加わって、アライアンスがO4に拡大する可能性があるのか? という質問に対して、Ostergaard氏は、「O3はまだ、ことし1月に始まったばかりで、現時点で枠組みを見直すのは早すぎる。しかし、将来を見通すのは困難で、1年先はどうなっているのかは言明できない」とした。
