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三井倉庫ら3社がAIを活用したCTの荷役作業手順計画の現地実証開始
三井倉庫と三井E&S、日立製作所(日立)の3社は、三井倉庫が運営する神戸港六甲RC2コンテナターミナル(CT)において、AIを活用したCT運営の効率化技術の開発に向けた現地実証を開始したと、このほど発表した。
3社は国土交通省の「港湾技術開発制度における技術開発業務」を受託しており、AIを活用したCT運営の効率化技術の開発に取り組んでいるが、11月から神戸港で実証実験を開始したもの。
この技術開発では、三井倉庫のCT運営のノウハウを活用しながら、日立のAI技術によりコンテナ貨物の特性データをもとに搬出日予測、コンテナ配置計画、荷役作業手順計画を立案し、これに三井E&Sが開発した荷役シミュレーターを用いて、計画の効率性を検証・評価することで実運用を目指している。
これまでCTの運営は、熟練の計画立案者による豊富な経験と知見に支えられていたが、近年の貨物量の増加やコンテナ貨物情報が刻々と変化する状況によって計画立案業務は複雑化しているという。こうした環境変化に対応するため3社は、AIやシミュレーション技術をはじめとするデジタル技術の活用を通じて作業計画立案の高度化を推進し、CT運営の効率化・強靭化のみならず、持続可能な港湾物流体制の構築と社会課題の解決に貢献していくとしている。
Last Updated : 2025/12/05
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