Air France(AFR)はこのほど、新たなCO2排出削減戦略として「Air France ACT」プログラムを発足したと発表した。
AFRは世界の気温上昇をプラス2℃以下に抑えることを目指すパリ協定の目標達成に貢献するため、同プログラムを立ち上げ、環境対策に対する取り組みを加速する。
Air France ACTは(1)事業由来の直接的な排出量の削減を最優先課題とする、(2)事業由来の間接的な排出量を削減する、(3)大気中のCO2を吸収するプロジェクトを支援する、3つの指標を特定している。
AFRでは、2030年までに乗客1人当たり1kmあたりのCO2排出量を2019年比で30%削減することを目標としている。
CO2排出の回避と削減に向けた優先課題としては、次世代型航空機の導入/SAF(持続可能な航空燃料)使用の促進/エコ操縦技術/責任あるケータリングサービスの導入、などに取り組んでいく。
新機材導入については、2030年までに保有機材の7割をA220やA350などの燃費効率のよい機材に切り替え、2025年までに年間10億ユーロを新機材調達にあてる予定としている。A220、A350は、従来機と比較するとCO2排出量が最大25%、騒音フットプリントが平均で33%の抑制効果があるとしている。
SAF使用については、燃料ライフサイクル全体でCO2排出量を平均80%削減し、食糧供給と競合しないSAFの利用を促進する。
AFRは2022年以来、フランス国内を出発するすべてのフライトの搭載燃料に1%相当のSAFを混合している。2030年までに、すべてのフライトに少なくとも10%程度のSAFを混合し、2050年には63%混合を達成することを目指す。