米国のLCCであるJetBlue Airways(JBU)は5月16日、買収提案を行っていた米同業Spirit Airlines(NKS)に対して、発行済みの普通株式1株あたり30ドルでの公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。
NKSはことし2月、同業のFrontier Airlines(FFT)を傘下に持つFrontier Group Holdingsと合併契約を締結、Frontierが現金と株式交換を通じてNKSを29億ドルで買収する計画としていた。
これに対しJBUが4月、NKSに1株当たり33ドルでの買収案を提示したが、NKSの取締役会は5月2日、JBUによる買収が「優れた提案」に該当しないとして、JBUの提案を拒否した。
JBUは今回のTOBにより、すでに合意している同業のFrontierによるNKS買収を阻止する狙い。JBUは自社の提案がNKSの5月13日時点の株価を77%上回るもので、Frontierの提案と比べ株主に大きな価値をもたらすとしていて、NKS株主に対して6月10日に予定されている株主総会で合併案に反対票を投じるよう求めた。