日立物流は5月27日、グループ会社のESA s.r.o(ESA)がEC事業者向けに返品物流事業を提供するチェコの物流事業会社Vlkova Partners s.r.o(VP)から事業を譲り受けることで合意したと発表した。事業譲渡は6月1日の予定。
VPは欧州最大手のeコマース(EC)事業者グループの1社を顧客としており、近年の欧州における旺盛なEC需要を背景に、アパレルECの返品業務を受託して事業を拡大してきた。
欧州は世界的に中国、米国に次ぐEC市場であるが、ECの返品率が高く、とりわけアパレルは非常に高い返品率があり、EC市場の拡大に伴って返品物量も増加している。
ESAはこれまでVPから業務の一部を受託してパートナーシップを構築してきたが、今後ますます返品物流(リバースロジスティクス)が拡大するという判断のもと、ESAのすべての事業を譲り受けることを決定したもの。
日立物流グループは、ESAの事業譲渡で欧州域内ECのリバースロジスティクス事業をサービスメニューの1つとして事業展開を図る。今回の事業譲渡によってESAのリバースロジスティクス処理能力は、2024年におよそ6倍に拡大するとしている。