IATA(国際航空運送協会)がこのほど発表した2022年4月の航空貨物の需要(CTK)は、前年同月比で11.2%減少した。
供給キャパの指標であるACTK(有効トンキロ)は、前年同月比で2.0%減少した。中でもアジア太平洋地域は、中国・上海のオミクロン株の感染拡大によるロックダウンの影響を受け、同15.8%減と大幅に下落した。
ロシアのウクライナ侵攻により、欧米各国で飛行禁止措置が取られたことや、中国のゼロコロナ政策により欠航便が相次いだことが、貨物容量の低下につながった。
IATAのWillie Walsh事務総長兼CEOは、「ロシアによるウクライナ侵攻や中国での新型コロナ感染拡大による封鎖措置により、エネルギーコストが押し上げられ、サプライチェーンの混乱が激化し、インフレが加速した。航空貨物を含むすべての企業にとって厳しい状況だ。しかし、中国が封鎖措置を緩和することで、需給の不均衡が利回りを高く維持するとの楽観的な見方もある」とコメントしている。
22年4月のCTKとACTK、CLF(ロードファクター)の伸び率、およびCLFは表のとおり(▲はマイナス)。
CTK ACTK CLF前年比 CLF
アフリカ______▲6.3% __▲1.5% ___▲2.5% ___ 49.0%
アジア太平洋___ ▲15.8% _ ▲19.4%____ 2.7% ___ 63.1%
欧州_______ ▲14.4% __▲0.2% ___▲9.6% ___ 57.8%
ラテンアメリカ___ 40.9% __ 67.8% ___▲8.0% ___ 41.9%
中東_______ ▲11.9% ___6.0% __ ▲10.2% ___ 50.4%
北米________▲6.6% ___5.2% ___▲5.3% ___ 41.9%
市場総計_____ ▲11.2% __▲2.0% ___▲5.3% ___ 51.6%