伊藤忠商事は11月1日、国土交通省航空局が進める“輸入ニートSAFモデル実証事業”におけるSAF供給事業者として参画すると発表した。
この事業では、国内で初めてニートSAF(混合していない、または希釈していない持続可能な燃料)を伊藤忠がフィンランドのエネルギー企業Nesteから輸入し、富士石油と協力してジェット燃料と混合したSAFを製造するもの。国内で混合されたSAFの一部を中部国際空港へ輸送し、国交省航空局が所有する飛行検査機へ搭載する(イメージ図)。
ニートSAFの輸入は2023年1月頃を予定しており、その後混合SAFを製造し、2月頃に中部国際空港に搬入される予定。
SAFは、欧州を中心に生産され、量も限定的なため、国内におけるSAF安定供給実現のために、官民での協力体制のもと、中長期的な国産SAFの商用規模生産とともに、輸入SAFの国内でのサプライチェーン拡充が重要としている。
また、現在航空機に供給されるSAFは、国際規格である「ASTM D7566及びD1655」により、化石由来のジェット燃料にニートSAFを一定割合混合する必要がある。
伊藤忠では、この実証事業において日本で初めてニートSAFを輸入し、国内で化石由来のジェット燃料と混合、空港に輸送するまでのサプライチェーンを構築することで、ニートSAFの国内での取り扱いのノウハウを確立し、輸入SAF及び将来的な国産SAFの商用化に向けた早期の基盤整備にもつなげていく方針だ。
