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LCAG:新日本支社長の十河宏氏が会見

 Lufthansa Cargo (LCAG)は、12月1日付けで日本支社長がMammad Seiraffi氏(写真右)から、前・東日本営業本部本部長の十河宏氏(同左)に交代したが、12月2日に両氏が都内で記者会見を行った。

 LCAGの日本支社長に日本人が就任するのは22年ぶりのことで、新支社長の十河氏は、「日本におけるLCAGの立ち位置があるのは、これまで重責を担ってきたドイツ人マネージャーらの功績だ。バトンを受け取って日本でのプレゼンスをこれまで以上に高めていきたい」と抱負を語った。

 前任のSeiraffi氏は十河氏について、「当社が後継者として彼を迎える決断をしたことが嬉しい」としたうえで、「素晴らしいチームとともに激動する環境の中、変革をしながら日本支社をけん引してほしい」とコメント。

 LCAGの日本発貨物定期便は、24年冬期スケジュールで主力の成田〜Frankfurt線を減便しているが、これについて十河氏は、「年々、近隣諸国の支社間でスペース確保が激化している。中国のほか、ベトナムなど新たな成長市場と競争しなければならない」とし、今後は、半導体などの特殊貨物輸送で高付加価値ソリューションを提供しながら収益につなげていく考えとした。また、「これら先端分野にさらに力を入れていき、日本支社の競争力を保っていきたい」と続けた。

 一方、Seiraffi氏は「航空機の運航コストは、コロナ禍以前より30%ほど上昇している」と指摘、「本来得られる利益を確保するために、航空でも海上輸送のような年単位での長期契約の必要性がある」と述べた。

Last Updated : 2024/12/13
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