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ヤマト:米〜墨間で保税転送の越境トラック輸送

 ヤマトホールディングス(ヤマトHD)はこのほど、傘下の米国ヤマト運輸が米国とメキシコの国境における通関手続きを必要としない空港間保税転送を活用した越境トラック輸送サービスを開始したと発表した。

 メキシコは、米国市場のニアショアリング先として注目を集め、米墨間の貨物輸送が拡大している。一方で複雑な国境通関手続きに加え、貿易量増加に伴う通関手続きの混雑による輸送遅延などが課題となっている。

 新サービスは、混雑が深刻な米国/メキシコの国境ではなく到着地の空港で通関手続きを行うもので、これにより、短いリードタイムと定時性の高い越境トラック輸送サービスの提供が可能になる。

 同サービスの提供区間は、米国主要空港のDallas、Chicago、Atlanta(アジア圏発の貨物はLos Angelesも可能)とメキシコ主要空港のMonterrey、Guadalajara、Mexico Cityの各区間で、貨物量やスケジュールに合わせたフレキシブルな輸送に対応し、顧客の在庫圧縮や保管スペース削減に寄与するとしている。

 各ルートとも週3〜5回の頻度で運行するほか、コンテナ単位でのチャーター輸送またはパレット単位での混載輸送に対応しており、顧客が指定した集荷先から空港まで、空港から配達先までの輸送もワンストップで手配が可能となる。

Last Updated : 2024/12/27
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