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ANA:25年3月期は売上高が過去最高を更新
ANAホールディングス(ANA HD)はこのほど、2025年3月期の連結決算(24年4月1日〜25年3月31日)を発表した。
売上高は2兆2618億円(前期比10%増)となり、過去最高を更新した。また、営業利益が1966億円(同5.4%減)、経常利益は2000億円(同3.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は1530億円(同2.6%減)となった。営業利益については、2月に上方修正した計画をさらに166億円上回った。
国際線貨物については、輸送重量が3.6%増の70.4万トン、有償貨物トンキロが4.3%増の36億1100万トンキロ、貨物収入が20.5%増の1873億円であった。ANA HDは、「中国/アジア発・北米向け三国間貨物の旺盛な需要を取り込んだことに加え、高付加価値商材の輸送を強化したことなどにより、重量・収入ともに前期を上回った」と説明した。
また、機材計画では、B787-10×2機、B787-9×1機、B737-8×1機、A320neo×5機、De Havilland CanadaのDash8-400×1機の計10機を導入予定とした。一方、退役予定機材についてはB777-300×2機、A320-200×3機の計5機とした。
なお、2026年3月期の連結業績見通しについては、売上高2兆3700億円(前期比4.8%増)、営業利益1850億円(同5.9%減)、経常利益は1750億円(同12.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は1220億円(同20.3%減)と予測している。
Last Updated : 2025/05/09
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