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NXベルギー:Brussels空港に新物流拠点

 Nippon Expressホールディングスは6月4日、グループのNXベルギーがBrussels空港の貨物地区のBrucargo Centralに物流施設(写真)を開設したと発表した。同日には関係者を集め開所式が行われた。

 同空港では、再開発によって貨物地区に新たな物流施設となるBrucargo Centralが開設されたが、NXベルギーはこれに合わせて、Brussels空港貨物地区内の倉庫および本社機能を移転したもの。同社はBrucargo Centralで営業を開始した初の企業となる。

 新倉庫は、従来の倉庫の約2倍となる延床面積1万m2で、このうち約2000m2を2〜8℃(冷蔵)、15〜25℃(定温)の2温度帯に対応した温度管理エリアとした。

 さらに、高品質セキュリティシステムTAPA-Class Aを近日中に取得予定としており、医薬品など厳格な温度管理が求められる貨物の保管・輸送に対応する。また、2025年中にGDP(Good Distribution Practice)の認証取得も予定している。このほか、オフィスや作業スペースを併設し、従来の3拠点を統合することで、業務の効率化を図った。

 ベルギーは、世界的な製薬企業に加え、医薬品の製造受託機関やワクチン製造会社、バイオテクノロジー分野の研究機関が多く、医薬品の製造・開発の集積拠点となっている。

 NXベルギーは新施設を欧州における医薬品をはじめとするヘルスケア産業の物流ハブに位置づけ、グローバルな医薬品物流サービスの拡充を進めるとともに、顧客の事業拡大をサポートするとしている。

Last Updated : 2025/06/06
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