CMA CGMはこのほど、中国の大手港湾運営会社である上海国際港務集団(SIPG)と上海電気グループとの間で、グリーンメタノール燃料の長期供給に関する協力契約を締結したと発表した。
CMAは上海電気グループが中国・吉林省北西部の洮南で生産したグリーンメタノール燃料の供給を受けるもので、SIPGが管理運営する上海港まで海陸一貫輸送し、同港でバンカリングを行う。
CMAはSIPGとの提携により、上海港でのLNG(液化天然ガス)バンカリングのほか、寄港船への陸上からの電力供給、空コンテナ輸送の効率化などに取り組んでいるほか、メタノール燃料の供給についても提携している。CMAは今回のパートナーシップ契約により、上海港を地域のグリーンメタノール燃料補給ハブへと発展させる計画としている。