日本海事センター・企画研究部がこのほど発表したContainer Trades Statisticsの統計に基づく「アジア〜欧州間の2025年1月のコンテナ荷動き」は、アジア発・欧州向けが前年同月比20.2%増の175.1万TEUで4ヵ月連続でプラスとなった。単月の荷動き量として24年12月（171.1万TEU）を上回り過去最高を記録した。

　アジア積みの荷動きは、トップの中華地域積みが前年同月比23.8%増の142.6万TEUで、アジア積み全体のシェア81%を占めた。また、東南アジア積みが前年同月比10.1%増の20.1万TEU（シェア12%）、北東アジア（日韓台、極東ロシア）積みが1.4%増の12.4万TEU（同7%）と、全積み地がプラスとなっている。

　一方、欧州積み・アジア揚げの1月復航は、7.2%減の44.3万TEUで5ヵ月連続のマイナスとなった。アジアの揚げ地は、中華地域が前年比8.4%減の20.6万TEU（シェア47%）、東南アジアが3.6%減の14.2万TEU（同32%）、北東アジアが9.7%減の9.5万TEU（同21%）となっている。