全国港湾労働組合連合会・全日本港湾運輸労働組合同盟は、3月30日始業時から31日の始業時まで24時間ストライキを決行し、北海道から沖縄まで全国の港で荷役が一時的にストップした。国内港湾でストライキが行われるのは2019年4月以来、実に6年ぶり。
地区港湾では決起集会を開催したり、各事務所で意思統一を行うなどし、スト破りがないか各港でパトロールを実施した。
組合側は春闘で、賃上げ10%以上、額で3万円以上、初任給(18歳水準)22万円、基金の拡充による労働環境整備、時短と週休2日の完全実施などを要求していたが、日港協との3回の中央港湾団体交渉で誠実な回答を得られなかったとして、ストに踏み切ったもの。次回の中央団交の開催は未定となっている。