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自動車船5社とNKがRoRo船のGHG排出算定ガイドラインを策定
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自動車船5社とNKがRoRo船のGHG排出算定ガイドラインを策定

 Eastern Car Liner/川崎汽船/商船三井/日本郵船/Wallenius Wilhelmsen ASA/日本海事協会(NK)の6者が加盟するGlobal Ro-Ro Community(GRC)はこのほど、自動車専用船などのRoRo船におけるGHG排出原単位に関する算定ガイドラインを発表した。

 同ガイドラインは、物流セクターにおける温室効果ガス(GHG)の削減を目指す国際的なNPO法人Smart Freight Centre(SFC)の協力を得てまとめたもので、同ガイドラインによって共通の算定方法を導入することで、荷主はスコープ3(事業者の活動に関連する他社の排出)排出量を正確に把握できるようになり、海運業界の脱炭素化をより一層促進できると見込む。

 当該の標準モデルは特に貨物・旅客輸送における排出量の算定に焦点を当てたISO 14083およびGLEC(Global Logistics Emissions Council)フレームワークに準拠しており、ことし3月にオランダAmsterdamで開催されたSFCの年次イベントで発表された。GRCが提示した標準モデルをもとに、現在はSFCのウェブサイト上でガイドラインとして公開している。
今後、SFCは船舶単位での環境性能に関する実データ収集と業界としての高精度な平均排出原単位の公開を予定している。

Last Updated : 2025/05/30