TOPページ
25年3月のアジア→欧州荷動きは10.4%増で2ヵ月ぶりのプラスに
 (5/30) 25年4月のアジア→米国荷動きは19ヵ月連続増、累計は14%増で推移
 (5/30) 25年3月の日本→中国荷動きは4.5%減で2ヵ月ぶりのマイナス

25年3月のアジア→欧州荷動きは10.4%増で2ヵ月ぶりのプラスに

 日本海事センター・企画研究部がこのほど発表したContainer Trades Statisticsの統計に基づく「アジア〜欧州間の25年3月のコンテナ荷動き」は、アジア発・欧州向けが前年同月比10.4%増の160.3万TEUで2ヵ月ぶりのプラスとなった。3月までの累計は、前年同期比8.7%増の447.1万TEUで、年間過去最高を記録した昨年を上回る荷動き量となっている。

 3月のアジア積みは、トップの中華地域積みが14.2%増、東南アジア積みが2.9%増、北東アジア(日韓台、極東ロシア)積みが4.4%減であった。

 海事センターは、「米国関税の影響による北米航路からの船の転配が運賃に影響しているほか、長引く欧州の港湾混雑が今後のサプライチェーンにどう影響するか注視していく必要がある」とした。

 一方、欧州→アジアの3月復航は前年同月比3.4%減の55.1万TEUで7ヵ月連続のマイナス。アジア側の揚げ地は中華地域揚げが1.3%減、東南アジア揚げが7.5%減、北東アジア揚げが2.2%減と、各地域とも軒並みマイナスとなっている。

Last Updated : 2025/05/30