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関光汽船が梱包事業に参入、梱包からバンニングまで一貫手配
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関光汽船が梱包事業に参入、梱包からバンニングまで一貫手配

 関光汽船はこのほど、梱包から輸送までの一貫サービス「Ferry Packaging Solution」を開始すると発表した。近年、物流の上流工程にあたる梱包の手配を含めた一貫輸送サービスへの要望が高まっていることから、新たに梱包事業に参入するもの。

 梱包作業場は、下関港湾地区内のフェリー接岸バースに隣接する場所に設置し、貨物の横持ちコストを削減し、梱包からバンニングまでを一貫して自社手配する。

 リードタイムは、工場集荷から出港まで平均7日間かかるところ、3日間に短縮する。運送、梱包、沿岸作業、通関、本船作業、船舶代理まで顧客ニーズにそったハンドリングを行い、半導体・液晶関連装置や産業機械などの輸出貨物を中心に梱包手配を行っていく。

 そのほか、RoRo荷役方式の特性を生かし、カーボンニュートラルへの貢献として、梱包仕様の変更による木材使用料の削減や輸送コスト削減も視野に入れていく。航空輸送やコンテナ船輸送で一般的な頑丈なケース梱包に対し、フェリー・RoRo船輸送では貨物への振動や衝撃が少ないため、スキッド梱包など簡易梱包への切り替えを提案していく方針。

 輸送先においては、同社の海外現地法人が一貫して輸送を手配することで、品質と安全性を確保する。

Last Updated : 2025/05/30