Ocean Network Express(ONE)は6月3日、独Hamburg港湾局(HPA)と、将来的な陸上での電力供給に関する協定に署名したと発表した。
Hamburg港は、昨24年からEurogate Container Terminal Hamburg(CTH)とHHLA Container Terminal Tollerort(CTT)の2つのターミナルで、クルーズ船とコンテナ船への陸上での電力供給を開始している。現在は、Burchardkai(CTB)、Altenwerder(CTA)の2ターミナルで電力供給施設の設置工事を行っていて、HPAはことし末までにすべてのコンテナターミナルに電力供給システムを設置する計画としている。
ONEは現在実施中の電力供給トライアルに参加しており、「今回の契約と運用は、当社にとって欧州における初の陸上電源供給の活用となる重要な節目となる。この取り組みは、2030年からEUの港湾における陸上電源接続を義務付けるFuelEU規制への船舶の準拠を確実にするための重要な一歩になる」とコメントしている。