三井E&Sは、岸壁用コンテナクレーン「三井-PACECOポーテーナ」の累計出荷が500基に達したと、このほど発表した。
500基目となる同クレーンはベトナム向けに出荷される(写真)。
同社は1961年に世界で初めてコンテナクレーンを開発した米PACECO社と技術提携し、1967年に日本初の岸壁用コンテナクレーンとなる三井-PACECOポーテーナを製造して神戸の摩耶埠頭へ納入した。その後、1973年には初の海外向けポーテーナを出荷している。
同社はこれまで半世紀以上にわたり、日本国内を含め、30ヵ国、200以上のターミナルに多数のコンテナクレーンを納入してきた。
また、岸壁用クレーンだけでなくヤード用コンテナクレーン「三井-PACECOトランステーナ」については、電動式、ハイブリット型のほか、温室効果ガス排出ゼロの水素を燃料とするゼロエミッション・トランステーナを開発するなど環境対応を進め、さらに遠隔自働化クレーンの開発にも取り組んでいる。
