北極海を経由してアジアと欧州を結ぶコンテナ直行航路の初便が10月13日、英国Felixstowe港に到着した。
同航路は中国と欧州を結ぶ世界初の北極海コンテナ定期航路。中国系海運会社のSea Legend Shippingが運航するコンテナ船Istanbul Bridge(4900TEU型)が9月22日、電池や部品類、中国系ネット通販の製品などを積載し、中国・浙江省の寧波舟山港を出港、ベーリング海峡を通過してロシア沖の北極海を横断し、20日後の10月13日にFelixstowe港に寄港したもの。
当初、寧波からFelixstoweまで18日間で到着する予定だったが、ノルウェー沖の嵐の影響で2日間遅れた。それでも、スエズ運河や喜望峰経由の40〜50日と比べ、約半分の日数で欧州に到着した。