Emirates SkyCargoは6月8日、Dubai国際空港の医薬品専用施設で、保管冷蔵室のパレット蔵置スペース(写真)を94ヵ所追加したことにより、新型コロナワクチンを含む厳密な温度管理を必要とする医薬品の取扱能力が増加したと発表した。
医薬品の適正流通基準であるGDP認証を取得している同施設は昨秋、2万m2規模の低温流通施設としてオープンした。今回、2〜25℃の温度管理エリアが2600m2拡張したことで、新型コロナワクチンの保管能力が約6000万〜9000万本分向上した。
このDubai空港の施設を拠点に、Emirates SCはこれまでに新型コロナワクチンを7500万本輸送しており、6月末までに1億本の輸送を目指すとしている。
