Etihad Airways(ETD)の貨物部門Etihad Cargoは6月23日、55トン以上の抗レトロウイルス薬を、インドのHyderabadからブラジルSao PauloのGuarulhos国際空港へ輸送した(写真)と発表した。レトロウイルスはRNAウイルス類の中で逆転写酵素を持つ種類の総称。
今回の医薬品はグローバルサプライチェーンのEFL Globalの取り扱い貨物で、B777によりHyderabad〜Abu Dhabi空港〜MilanのMalpensa空港〜Sao Pauloのルートで、積み替えなしの1回のフライトにより輸送した。
55トン以上の大量かつ厳密な温度管理が必要な貨物の迅速な長距離輸送に成功したことになる。また、ETDとEFLは協力して輸送中の貨物データを追跡し、リアルタイムで貨物状態の監視を行った。
ETDは昨年、輸送商品PharmaLifeを通じて、医薬品の取り扱いを50%増加させている。
