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日通:中国の医薬品物流企業と業務提携
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日通:中国の医薬品物流企業と業務提携

 日本通運は6月25日、現地法人の日通国際物流(中国)有限公司が、生物系医薬品の輸送を中心とする中国の物流企業・上海生生物流有限公司(以下、生生物流)と5月末に業務提携の覚書を締結したと発表した。

 中国の生物系医薬品分野の物流大手である生生物流は、中国における生物系医薬品/生物サンプル/治験薬などの国内温度管理貨物の保管・輸送を行っている。同社は中国全土に自社輸送拠点を構え、中国国内の医薬品流通市場においてエンド・ツー・エンドで温度管理輸送サービスを提供している。また、傘下に保冷容器の製造および開発を行う企業を持ち、世界の大手メーカーに資材を供給している。

 中国日通は同国において、医薬品の供給と品質管理に関する基準であるGSP(Good Supplying Practice)規則により、外資系企業が参入できない医薬品物流の業務領域をカバーするために、生生物流との業務提携を検討してきた。

 今回の業務提携を通じて、日通の中国国外のグローバルネットワークを生かした医薬品物流サービスと、生生物流の中国国内の輸送ネットワークや保冷・定温の梱包技術を組み合わせることで、今後、複数温度帯の海上混載輸送サービスやコールドチェーン一貫輸送サービスなどを開発していき、中国内外での医薬品物流の強化を図っていく。

Last Updated : 2021/06/25