DHL Expressは、2020年〜2022年の間で、3億6000万ドル(約397億円)以上を投資して、米州域内の主要な市場に新施設を建設するとともに、既存の施設も拡張する。DHLが7月7日発表した。
旺盛なeコマース(EC)需要などに対応するもの。BtoB、BtoCともに成長しており、同社の21年1〜3月期(第1四半期)の1日平均EC出荷量は前年同期比で33%以上伸び、米国では同期の出荷量が41%増えた。
DHL Express AmericasのMike Parra・CEOは「越境ECとグローバル・トレードの成長需要を満たすために、投資を継続する必要がある」としている。
米国では現在、フロリダ州Miamiにハブの建設を進めており、竣工後の配送時間指定サービス(Time Definite International、=TDI)取扱量は世界6番目の規模となる。カナダではオンタリオ州Hamiltonに自動化したハブを整備中で、敷地面積が約2万2700m2で、既存施設の4倍となる。
メキシコでは、ファーストマイルとラストマイルの貨物処理をサポートするため、2021年中に、小売店窓口に105ヵ所のセルフサービス設備を設置する。また、Mexico City/Guadalajara/Monterreyでは最先端の自動ハブにアップグレードされる。
さらに、ブラジルでは、サンパウロ州Viracoposのゲートウエーをアップグレードし、同国発着のTDI出荷の処理を迅速化する。チリとコロンビアで新しい小売店のサービスポイントを開設するほか、ペルーLimaにゲートウエーを拡張する。
一方、航空ネットワーク強化については、B777F×14機を米州路線に投入していく。B777Fは19年に4機、20年に6機をそれぞれ受領済みで、残りの4機はことし中に受領する予定。
さらに、2022年〜2024年にかけて、8機のB777Fを追加受領する計画としている。
同社はまた、米州路線でサードパーティによるACMI(機材・乗員・整備・保険付き)サービスを増やすほか、追加の機材をリースし、その一部を米州のオペレーター向けとする。