全日本空輸(ANA)は、B777型の旅客機に、LufthansaグループのLufthansa Technikと化学メーカーBASFが共同開発したリブレット加工フィルム「AeroSHARK」(サメ肌の構造を模倣したフィルム)を実装し、アジア初の運航を開始する。
ANAは今回の旅客機への導入に先立って、2024年9月にB777型貨物専用機(フレイター)に同じフィルムを導入しており、世界で初めて旅客機とフレイターの両方にAeroSHARKを導入するキャリアとなる。
AeroSHARKフィルムは、空気抵抗による摩擦度を低減するサメ肌構造に着想を得た機能性表面フィルムで、この技術を実装することで燃費消費量およびCO2排出量の削減効果が認められている。
ANAは、フィルム導入の効果についての検証を行ってきたが、当初想定していた程度の効果(約1%の削減)が確認できたとしている。